「VR(Virtual Reality:バーチャルリアリティ)」とは、コンピューターによって作り出した仮想的な空間を、まるで現実であるかのように疑似体験できる仕組みです。視覚はもちろん、嗅覚や触覚、聴覚など五感にも訴えかけることによって、没入感を得られます。
3D・360度VRとは、映像技術のひとつ。360度カメラや専用のVRゴーグルを使用することにより、映像内の空間を自由に見渡せるようにする技術です。3D技術を活用して映像に奥行きと立体感を与えて、まるでその空間にいるかのような強い臨場感や没入感を味わえます。
この技術はさまざまなところで用いられており、例えば不動産会社などで住宅のイメージを伝えるために用いられているケースなどがあります。これまでの「見る映像」から「体験できる映像」に進化し、顧客に対して「体験」を提供できるようになっています。
これまで広告として多く利用されてきたチラシやポスターと、VRを比較した場合にはさまざまな違いがあります。例えば、チラシや紙の広告は情報提供という意味合いを持っていますが、VRを利用した場合には、視覚的なインパクトが強い点に加えて、その場にいるようなリアルな体験も可能になります。単に文字を読んだり見たりするよりも、体験した情報の方が記憶に残りやすい面があります。
また、チラシやポスターなどの場合には「その場にいないとその情報を受け取れない」といった面がありますが、VRの場合には距離に関係なく魅力を伝えられます。チラシやポスターにももちろん良さはあるものの、「印象に残る宣伝をしたい」「インパクトを残したい」と考える場合、VRは非常に魅力的な選択肢といえます。
従来の情報提供型の施策を比較すると、VRは「体験・没入・感情刺激」という面で優位性があるといえます。VRの大きな特徴は「疑似体験」ができること。その場にいなくても、サービスや施設、商品をVR空間で体験できるのは非常に大きな魅力であると言えます。
そこでここでは、VRのメリットをご紹介。なぜVRで集客が行えるのか、という点についてまとめていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
VRには時間や場所の制約がありません。例えば対面型の展示会を行う場合には、いくら興味があったとしても「遠すぎて行けない」「時間がない」といったように場所や時間の制約が発生します。そのため、潜在顧客へのアプローチが非常に難しい面がありますが、VRを活用することによって時間と場所の制約がなくなり、ユーザーは自宅や遠隔地から情報にアクセス可能になります。
さらに、コンテンツはオンライン上にあるため24時間365日アクセス可能な状態にすることも可能。ユーザーが都合の良いタイミングでコンテンツを体験してもらえますので、場所や時間に縛られない体験を提供できます。
VRの大きな魅力は、特有の「没入感」です。顧客の五感を刺激し、記憶に残る体験の提供が可能になります。特に「驚き」「楽しさ」「リアルさ」などの感情を喚起させられるのはVRならではの魅力といえます。
このように顧客の感情に働きかけ、関心を喚起できるのもVRの魅力です。
VRは新鮮な体験を与えることができます。そのため、VRを体験したユーザーの中には「この体験と感動を他の人にもシェアしたい」「人に話したい」と感じるケースもあり、結果としてSNSでのシェアや拡散に繋がりやすいといえます。
このように、SNSや口コミによって広がっていくマーケティング手法を「バイラルマーケティング」と言いますが、VRによる「感動」や「驚き」といった感情を動かす体験が「共有したい」という動機を生み、自然に多くの人に拡散されていく効果も期待できます。
リアルイベントを開催した場合には、人件費や会場費が発生します。対してVRを活用したイベントを行った場合、会場やブースのレンタル費用、装飾費用などの削減が可能です。さらに、遠隔地にいる人もアクセス可能となることから、複数箇所での開催が不要となり、移動費や営業コストなどの削減にも繋がります。
VRの導入には初期費用がかかるものの、イベント等の開催時には会場代や人件費などコストの削減と集客を同時に実現できる可能性があるといえます。
VR集客を導入する場合には、まずターゲット層に合わせたコンテンツ設計を行う必要があります。ここで重要なのが「誰に見せたいか」を起点に設計を行う点です。ここで注意したいのが、インターネットやVRに不慣れな層にとっては、敷居が高く感じたり、難しく感じてしまったりする可能性もあること。この点から、全ての層をターゲットとするのは難しい場合もありますので、顧客の年齢や関心、ITリテラシーなどに応じたコンテンツ構成を行うことが大切になってきます。
VR集客を行うにあたっては、どのようなデバイスを選択するかも重要なポイントとなってきます。
例えば「大勢の人にVRを届けたい」と考える場合には、PCやスマートフォンを利用できる体験コンテンツを用意することがおすすめです。VRゴーグルの場合は一台当たりの単価が高い点などから大勢向きではありませんが、PCやスマートフォンであれば多くの人が所有しているためVRを届けやすいといえます。
また、「没入感のあるリアルな体験を届けたい」と考える場合にはVRゴーグルの使用がおすすめです。例えば企業のショールームやハウスメーカーのモデルハウスなどで利用する場合になどに向いています。
VRを設計する際には、ユーザーが直感的に操作できる設計とすることがポイントのひとつです。直感的な操作が可能となることで、より臨場感や没入感のある体験を届けられます。
また、VR集客を行う場合には、シーズンやイベントに応じてVRコンテンツを更新することが大切です。これは、新しい体験ができる「鮮度」も顧客を惹きつけるのに重要な要素であるため。鮮度を保つことで「また体験しよう」と考えるリピーターを獲得できる可能性が生まれます。
「VR酔い」とは、VRを体験している間に感じる吐き気や不快感、めまいなどの症状のことです。これは目に見える動きと体の動きが一致していない場合に、脳が混乱することによって引き起こされると考えられていますが、技術面においても注意が必要な部分があります。
例えば、1秒間に描画される画層の数(=フレームレート)が低い場合には、映像がカクカクして見えることから視覚情報が途切れ途切れになってしまい、VR酔いが引き起こされるともいわれています。このような場合には、高フレームレートのデバイスを使用すると映像の動きがスムーズになり、酔いを軽減できます。
このVR酔いは、特に初めてVRを体験する場合や、長時間VRを使用する場合に多く見られる傾向がありますので、初めてVRを体験する場合には短時間の使用から始めることがおすすめです。
仮想空間における疑似体験により、臨場感や没入感を与え、驚きや楽しさといった感情に働きかけるVRは集客を行う上で非常に魅力的なツールであるため、さまざまな企業が取り入れています。
自社でもVR集客を行いたいと考える場合に重要なのは、集客に特化したVR会社を選ぶことといえます。集客やPRに特化し、経験も豊富な会社であれば、コンテンツ制作はもちろんターゲットの設計や拡散戦略など、マーケティング視点での提案も行うことができます。
ぜひ、自社のニーズに合ったVR会社を選び、顧客に自社の製品やサービスなどの魅力を伝えていきましょう。
与那国島の迫力ある大自然をVRで再現。床や壁にもVR映像を投影する技術で人目を惹き、集客力を高めました。
電力会社のPR施設で、普段は入れない原子力発電所内を再現したVR体験。見学者全員が同時に視聴できます。
実際の音声や計器の動きを忠実に再現。リアルタイムで動作の評価が可能で、整備士自身が習熟度を確認しながら学習できます。
クロマトグラフィーや分光計など、分析試験の試験員研修に必要な環境や器材を再現しています。
仮想空間内で左右交互のリーチング運動を促します。脳から筋肉へと明確な運動指令が伝達されるよう開発されています。
オブジェクトに触れる度、視覚、聴覚、触覚刺激を得られる技術を採用。ゲーム感覚で正常な体位・体勢を取らせることができます。